ワインを手早く冷やすには

急にワイン好きのお客様が来ることになって、ワインのストックはあるけれど、白ワインが冷えてない!

皆さんはそんなとき、どうやってワインを冷やしますか?

まずものを冷やすなら冷蔵庫、中でも冷凍室なら──。

冷凍室はたしかに冷蔵室よりは早いけど、ワインをそこまで冷やすのはよくありません。冷凍室の温度というのは一般的にマイナス18℃とされています。ワインはデリケートな飲み物ですから、そんな環境に置いて急激に冷やしてしまうと、ワイン自体がストレスを感じてしまうため、たとえ短時間で飲み頃の温度になったとしても、味わい自体が落ちてしまうのです。これでは元も子もありません。

それではレストランで見るように、氷水をたっぷり張ったワインクーラーで冷やすのがよいのでは? 

そう! 正解です。

冷蔵室よりも早く、確実に冷やすにはその方法が一番いいんです。

けどそれだとどれくらい時間がかかるんだろう?

白ワインの飲み頃温度の7℃から10℃に冷やすには、冷蔵室だと2、3時間かかります。しかし、実はワインクーラーに氷水を張ったものだと、たった20~30分で冷えるんです。

それくらいであれば、お客様が家に着くまでに用意できそうですね。もし間に合わなくても最初にビールで乾杯して、おつまみをつまんでいるうちにほら! 適温に冷えた白ワインが用意できるはず。

それにテーブルの隅に、今から飲むワインを入れたワインクーラーが用意されているというビジュアルが、お客様をわくわくさせてくれるかもしれません。

ちなみにワインクーラーを使って冷やすときのコツですが、途中でボトルを逆さに向けて、液体を瓶口のほうに集めた状態で5分ばかり冷やすとさらにワインはよく冷えます。普通の状態では首の部分が水につからないため、その部分だけが常温のままになってしまうので、いざ抜栓したあとで冷えていない部分が混じって、せっかく冷えたワインの温度を上げてしまうのを防ぐことができます。

ただとびきり高級ワインや、熟成したワインは、あまり派手にボトルを逆さに向けると、デリケートなワインがびっくりしてしまうかもしれません。それよりもお客様がびっくりしてしまうかも……。

この方法は比較的気軽に楽しめる白ワインを早く冷やすときの、必殺技としてこっそりおすすめします。

もちろんスパークリングワインは、逆さに向けた際にボトルを振動させてしまうことで、コルクを抜くときにワインが噴出してしまう危険がありますので、くれぐれも慎重に。